from PADOMA vol-10

 

ミッションオイル交換

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Audi  S4
1999登録の2000モデル

PADOMAさんが、ミッションオイル交換にチャレンジ!
こんなこと自分で出来るなんて、すごすぎる、、

 

作業の前に給油口とドレンをまず確認。
ものの本には「ドレンを開ける前に給油口が開くことを確認しろ」と書いてありました。
「オイルイは抜けたけど、入れられない・・・」は悲惨です。
でもってここがミッション&Fデフのドレン。
こちらはミッションと同じオイルが循環するトルセンデフのドレン。
ミッションオイル交換のときは両方開けます。

 

 

左側のデフカバーにある給油口。
マニュアルによると規定油面はこの給油口のへりから7mm下±1mm。
(そんなのどうやって調べるのでしょうか?)

 

 

6速マニュアルのS4にはミッションオイルクーラーが付いています。
マニュアルによればこのパイプラインとクーラー内のオイル容量は300mlらしいです。

 

 

Rデフのオイルはこの辺(赤)から抜いて、このあたり(青)から入れます。
Rデフはかなり走りこまないと加熱しないので冬場の交換には根気が必要です。

 

 

Rデフのドレンプラグ。

 

 

Rデフの給油口は右側です。
(Fと逆に付いていますが人間の作業効率を考えているんでしょうね、逆だとやりづらいハズです)

 

 

今回用意したオイルはBPのX7117(75W-90、ミッション&Fデフ用)とRacing Gear(85W-140、Rデフ用)。
つよしさんオススメのオベロンを入れたかったのですが、今回はMオイル初体験なのと近くのYHにBPがあったのでこいつで行くことにしました。
その他の工具としては容量の大きなオイルパン(\1500)、オイルを注入するためのサクションガン(浣腸器ではありません、一回の動作で500ml送り込むことが出来ます。\1150)、17mmHexビットソケット(\490)を用意しました。
ここまでの画像を見て気が付いた方がいるかもしれませんが、すべての給油口とドレンプラグのHexサイズは10mmです。
どうも僕はどこかで17mmと勘違いしていたようです。
こんな大きなHexビットは一生使わないので投げ釣のおもりにすることにしました。

 

 

弟が「ミッションオイルは固いのでとにかく入れるのが一苦労」と言っていたのを思い出し、今回は事前にオイルをお燗することにしました。
「湯煎は水が入りそうだし、直火はさすがにヤバイ」ということでオイル缶を入れたダンボールの中に便所温風ヒーターをいれてふたをしました。
これならサーモスタットが効いて炎上することも無いし安心です。
温度はちょうど「ぬる燗」位でしょうか。
85W-140のギヤオイルもサクションガンでぬぽぬぽ入ります。

 

 

作業は終始こんな感じで進み、給油口すりきり一杯まで入れた後に1回走り、再度すりきり一杯入れました。
ミッションの「給油口のへりから7mm下±1mm」は作業しているうちに体が冷えてきたので無視することにしました。
(今のところ問題は無いです)
この作業はジャッキアップさえ出来れば「ぬる燗オイル」と「浣腸器、おっとサクションガン」があればなんてこと無い作業でしたが、ガレージに広がるデフオイルのえも言われぬ匂いで充実感はたっぷりです。
 
オイル交換後の経過報告です。
連日マイナス20度を記録する私の町ですが、S4はガレージ保管のため朝の始動時の温度は0℃前後です。
お正月にボードに行ったときにはマイナス20℃の屋外に一晩置きましたがセルの回りが少し遅いくらいでギヤの入りも特に問題は無かったので今回のGOサインとなりました。
今日一日走った感覚ですがギヤの入りは明らかに良くなりました。
しかしデフの効きなんかは全然わかりません。(あの真っ黒オイルを見た後ですので精神的にはすごく楽)
もともとギヤの入りは良い車体だったのでそんなには変わらないだろうと思ったのですが「カクン」とした感じが「コクッ」としたフィーリングに変わりました。(微妙ですね)
この感じはいつも乗っているレース用のオフロードバイクのギヤオイルを交換したときととても似ていました。
僕の乗っているエンデューロバイクではギヤオイルは半日が限界でそれを過ぎると露骨にギヤが入りづらくなるのですが、新しいオイルを入れてやるとシフトが「コクッ」と言う感じになります。
綺麗に見えたミッションオイルですがやはり劣化は進んでいたのかもしれません。
最もメーカー純正よりもアフターマーケットのX7117が良かったという考え方も出来ますね。
   
 
>>続きます>>

 

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